
柏レイソル所属の関根大輝。AFC U-23アジアカップ カタール2024のU-23日本代表に選出されています。執筆時点では、グループB第3節でU-23韓国代表に負け、グループリーグを2位通過することが決まり、開催国のU-23カタール代表と準々決勝を戦うこととなります。果たして、カタール戦でスタメンに選ばれるのか。今後の関根大輝の動向に注目が集まります。関根大輝の特徴や経歴を紹介します。
関根大輝はJ1「柏レイソル」所属のサイドバック
現在、関根大輝は、J1の柏レイソルに所属しています。
高校は、名門静岡学園出身。大学は、拓殖大学へ進学しています。
2025年の入団予定でしたが、2023年には、特別指定選手として登録。そして前倒しで、2024年シーズンに正式加入。クラブからその実力を評価されました。
同じサイドバックで大学在学中に、プロの世界に足を踏み込んだレジェンドと言えば、長友佑都(現FC東京所属)がいます。彼のように世界に羽ばたくサイドバックになってほしいです。
関根大輝は、日本では珍しい「大型サイドバック」
サイドバックというポジションは、昔は地味で、華のないポジションとして見られがちでした。野球で言う「9番ライト」的な。(個人的偏見だろ笑)
しかし近年は、そのイメージが覆り、サッカーにおいて、サイドバックは、最重要ポジションになっているようにも感じます。サッカー漫画「アオアシ」は、ストライカーやトップ下などの華のあるポジションではない、サイドバックが主人公の漫画で、人気を博しています。
ここ10年~15年の日本代表のサイドバックは、長友佑都、内田篤人、酒井宏樹、酒井高徳などが主軸としてポジションを確保してきました。
特に、長友佑都は、現在38歳になるにも関わらず、フル代表(A代表)に再び返り咲いています。経験やベンチでの振る舞いも含めて戦力としてカウントされているのかもしれませんが、世代交代が急がれるポジションと言っても良いでしょう。
そして、関根大輝は、同じ柏レイソル出身の酒井宏樹(現浦和レッズ)と何かと比較される対象となっております。酒井宏樹も長身(184cm)のサイドバックとして世界基準のプレーを示してくれていましたが、関根大輝は、さらに高い187cmです。フィジカルコンタクト現代サッカーにおいて、どのポジションも体の大きさが不可欠になりつつあります。日本人としては規格外の187cmのサイドバックとして、海外からも注目されるでしょう。
関根大輝のU-23UAE代表戦でのプレーは圧巻
Jリーグでの実績がそこまで無いにも関わらず、U-23UAE戦でのパフォーマンスは、次世代のサイドバック不足を解消してくれるのではないかと期待できるものでした。
ヘディングの競り合いも強く、球際のインテンシティも高かったです。フィジカル的要素は、見た目的にもわかりやすいですが、わかりにくい好プレーは、「ポジショニング」や「前を向かせないディフェンス」などでした。
日本がボール保持をしている時は、的確にボール保持者との距離感を保ち、オーバーラップしたりインナーラップしたり、止まったりと引き出しが多いように感じます。積極的にミドルシュートも狙っており、UAE戦では惜しい場面もありました。
また、ディフェンス時には、自分のマークにボールが入る瞬間を常に狙っています。可能ならばインターセプト、セカンドチョイスは、前を向かせない、前を向かれたら一発でいかないなど、DFの1ON1の基本を心得ています。
個人的には次世代の日本代表サイドバックのレギュラー候補として推します!
トップ・アイキャッチ画像引用元:サッカーU23日本代表 関根大輝選手「金髪で金メダルを獲得!」(2024年4月15日)