選手情報

U-23サッカー日本代表、山田楓喜(東京ヴェルディ所属)の魅力は、左足から放たれる正確なクロスやフリーキック。

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2024年シーズンJ1リーグ。16年ぶりのJ1の舞台に戻ってきた東京ヴェルディ。その中でも中核を担う存在となっているのが、背番号18の山田楓喜(やまだふうき)ではないでしょうか。現在開催中のAFC U-23 アジアカップ カタール パリ五輪予選のU-23日本代表でもスタメンに名を連ねる山田楓喜。この記事を読めば、彼の魅力、プレイスタイルがわかります。それでは、レッツゴー!

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左利きのテクニシャン、育てたのは「京都サンガF.C.」

実は、東京ヴェルディにはレンタル移籍で加入していて、本所属は、京都サンガF.C.です。てっきり、「テクニシャン」、「技巧派」などのイメージがあるので、ヴェルディ生え抜きかと思いきや、がっつり京都サンガのジュニアユース、ユース、トップ昇格と京都のDNAが入ってます。出身は、関西の滋賀県。
滋賀県といえば、2023年の全国高校サッカー選手権大会で準優勝した近江高校やセクシーフットボールで名を馳せた野洲高校などが有名で、関西のサッカーどころになりつつある印象です。
ユース年代の日本代表にも度々選出され、将来を期待されているレフティです。

数少ない決定力のある左利きフリーキッカー

画像引用元:THE GOAL REVIEW | 山田楓喜 選手

近年、ここまで可能性の感じる左利きフリーキッカーがいたでしょうか。Jリーグの試合を見てても「山田楓喜ならもしかしたら・・・」とフリーキックを決めてくれそうな可能性をビンビン感じます。左足から放たれる正確なキックは、インスイングでカーブがかかり、ゴールポストギリギリに吸い込まれていきます。
少し昔でしたら、中村俊輔、本田圭佑などが日本代表あるいは五輪代表でレフティとしてフリーキックを蹴っていました。しかも彼らは、しっかりと決定力のあるフリーキックを。
日本代表の試合においては、数年にわたって直接フリーキックを決めることができず、課題とされてきました。2023年11月21日に行われたFIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選の第2戦のシリア戦で菅原由勢(AZ所属/オランダ)が、決めたフリーキックが、かなり久しぶりのフリーキックでの得点だったのではないでしょうか。しかも、菅原は右利き。フリーキックも久保建英が、横にずらしたボールを蹴ったので、直接フリーキックではない点でいうと、左利きのフリーキッカーは貴重な存在です。フル代表でも久保建英に次ぐレフティになり得る存在かもしれません。

2024シーズンJ1で、すでに直接フリーキックから2得点(随時更新)

記事執筆中の現在(2024J1第8節終了時点)、山田楓喜は、J1の舞台で3得点しております。
そのうちの2得点が、なんと左足からの直接フリーキック。
第1節の横浜Fマリノス戦、そして第4節のアルビレックス新潟戦で直接フリーキックを決めています。2発ともわかっていても止められない正確無比なカーブフリーキックでした。
この記事では、山田楓喜が得点を決めるごとに記事更新がされていきます。
ドリブルの前への推進力もあり、右サイドからのカットインや利き足でない右足でのシュートで点を決めきる力もあります。現在、絶好調です。e-footballのライブアップデートなら絶対にA。笑

AFC U-23アジアカップ カタール 中国戦では、U-23日本代表のスタメン

山田楓喜は、AFC U-23 アジアカップ初戦の中国戦で、右サイドハーフ(右ウイング)のポジションで見事、スタメンの座を掴んでいます。
序盤で、日本代表は、退場者を出し、数的不利な時間が長く続きましたが、1-0で薄氷の勝利。
その、勝利の立役者が、山田楓喜だったのではないでしょうか。
前半7分の松木玖生のゴールのアシストは、山田楓喜でした。このアシストが、秀逸。

画像引用元:【日本×中国|ハイライト】数的不利を乗り越えた日本が白星発進!|AFC U23アジアカップ カタール 2024 グループB第1節

一見、何の変哲もなく、中央にクロスを放り込んだように見えますが、全部狙い通りだと思います。
サイドから攻撃しているので、どこかのタイミングで、中央にボールを運ばないとサッカーといものは得点が生まれません。
大事なのは、「タイミング」と、「クロスを入れる場所」
クロスを入れるタイミングは、中国DFが、ボール保持者に目を奪われていて、自分のマークが追いかけにくいタイミングを狙っています。サッカーというのは、フィールドの特性上、ゴールが中央にあるため、ボールとマークを同一視野に入れておくのが、難しいスポーツです。ですので、特にサイドにボールがある場合は、中国のDFは、自分のマークを注視しにくくなっています。サッカーをやってみるとわかりますが、(特にディフェンダーは)ボールとマークを常に把握していなければならないのって、かなり難易度高く、集中力が必要です。
そして、松木玖生が飛び出すタイミングもドンピシャリでした。少し早いとオフサイドにもなるし、遅いと届かないので、ここぞというタイミングでの抜け出しでした。
そして、大事なもう一つが、クロスを入れる場所。これは、中国DFと中国GKの間のスペースを狙っていました。ここの場所に、クロスを入れることは、作戦として狙っていたということをインタビューでも話していました。
DFとGKの間のスペースに、クロスを入れられるのって、相手側からすると、めちゃめちゃ厄介です。
DFは、GKが処理するかなと思うし、GKはDFがクリアするかなと思ってしまう絶妙な際どい位置にクロスを放り込んでいます。
そんなことは、わかっていても山田楓喜のように正確無比にそのスペースに蹴ることができるのは、別の話です。わかっていても足でボールを蹴るスポーツがサッカーなので、そんなに正確に蹴れないんだよ!と言いたくなる筆者です。

そんな山田楓喜選手をフル代表で見たい!がんばれ山田楓喜!


トップ、アイキャッチ画像引用元:THE GOAL REVIEW | 山田楓喜 選手

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