[北中米W杯アジア最終予選 第6戦]中国代表 vs 日本代表 / 2024年11月19日21:00(現地20:00) / 廈門白鷺体育場
2026年に行われる北中米ワールドカップに向けて、日本代表(SAMURAI BLUE)は11月19日に中国とアウェイで対戦します。この試合はアジア最終予選の第6戦です。FIFAランキングでは日本が世界15位(アジア1位)で、中国は92位(アジア13位)です。日本にとってはワールドカップ出場に向けて、勝利が非常に重要な試合となっています。
グループCには6チームが参加していて、日本はこれまで4勝1分で勝点13を獲得し、グループのトップに立っています。一方で、中国は2勝3敗で勝点6、4位にいます。オーストラリア(2位)やサウジアラビア(3位)と接戦を繰り広げています。9月5日に行われた最初の対戦では、日本が埼玉スタジアムで7-0という圧勝を収めました。この結果は、日本代表の強さと団結力を示しました。今回の試合も重要な一戦であり、さらに勝利を目指して全力で戦うことになります。
予想スタメンは次の通りです。
予想スタメン 〈スターティングメンバー〉 予想フォーメーション:3-4-2-1
ポジション | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
---|---|---|---|
GK | 1 | 鈴木彩艶 | パルマ・カルチョ/イタリア |
DF | 3 | 橋岡大樹 | ルートン・タウン/イングランド |
DF | 4 | 板倉滉 | ボルシアMG/ドイツ |
DF | 16 | 町田浩樹 | ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー |
MF | 10 | 堂安律 | フライブルク/ドイツ |
MF | 6 | 遠藤航 | リヴァプール/イングランド |
MF | 5 | 守田英正 | スポルティング/ポルトガル |
MF | 7 | 三笘薫 | ブライトン/イングランド |
MF | 20 | 久保建英 | レアル・ソシエダ/スペイン |
MF | 8 | 南野拓実 | モナコ/フランス |
FW | 19 | 小川航基 | NEC/オランダ |
■DFは3バックか
森保一監督は、ここまでの最終予選5試合でスタメンをほとんど固定してきました。アウェイでのサウジアラビア戦の後、日本に戻ってからのオーストラリア戦でも大きな変更はなく、シャドウの位置に久保建英を使った以外はほぼ同じメンバーで挑みました。今回も基本的には同じメンバーが予想されますが、前回よりも休みが1日短いことや、2位との差が7ポイントに広がっていることから、新しい選手が起用される可能性もあります。
まず、ゴールキーパーは鈴木彩艶が引き続き選ばれるでしょう。インドネシア戦では序盤の大きなピンチを防ぎ、チームに安心感をもたらしました。森保監督も「相手に点を取られるかもしれない場面で、鈴木が素晴らしいセーブをしてくれたことがチームにとって大きな勇気になった」と語っており、鈴木への信頼はとても強いです。
最終ラインは、インドネシア戦と同じく橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹の3バックが予想されます。谷口彰悟が今回の遠征に参加していないため、橋岡がその穴を埋める形で先発に起用されています。配置には少し変更が加えられており、これまで右にいた板倉が中央に入り、橋岡が右に配置される見込みです。この3バックの安定感とバランスが、日本の守備にとってとても重要です。
橋岡は「谷口選手がいない中で、自分がアピールできればスタメンとして定着するチャンスもある。そのために良いプレーを見せたい」と話しており、彼が2試合連続でスタメンに選ばれるかどうか注目されています。彼の攻守両面での働きがチームの勝利にどれだけ貢献するかが期待されます。
また、橋岡に代わって瀬古歩夢や高井幸大が起用される可能性もあります。高井は「センターか右が自分のポジションだと思っている」と言い、「橋岡が攻撃に参加している姿を見て、自分もより前に関わるプレーを増やしていきたい」と語っています。瀬古もインドネシアで、3バックのどのポジションでもプレーできることをアピールしており、監督からの信頼も厚いことが分かります。中国戦では、相手の攻撃を抑えるために戦術変更が必要になるかもしれず、瀬古や高井のように柔軟に対応できる選手が重要になるでしょう。
■中盤とウイングバックの構成
ボランチには、インドネシア戦でフル出場した遠藤航と守田英正のコンビが起用されると予想されます。この二人はチームの「心臓部」ともいえる存在で、攻撃と守備のバランスを保っています。遠藤と守田がしっかりと中盤をコントロールすることで、日本代表は試合を有利に進めることができます。ただし、もしインドネシア戦の疲れが響くようであれば、田中碧が途中から起用される可能性もあります。
ウイングバックには、左に三笘薫、右に堂安律が引き続き先発する見込みです。右には伊東純也、左には中村敬斗や前田大然が控えていますが、これまでの試合から考えると、三笘と堂安がスタメンとして選ばれる可能性が高いです。17日の練習では伊東がシャドウの位置に入る場面もあり、選手たちが柔軟にポジションを変えられることが求められる試合になりそうです。
三笘と堂安はウイングバックとして、攻撃面でとても重要な役割を担っています。彼らのスピードと技術を使って相手のディフェンスを突破することが期待されています。また、控えの伊東、中村、前田も攻撃のオプションとして大切な存在であり、試合の状況に応じて交代で流れを変えることができるのが強みです。
■2シャドウの構成
2シャドウには南野拓実と久保建英がコンビを組むと予想されます。インドネシア戦では南野と鎌田大地がペアを組んでいましたが、南野は途中で交代し、中国戦に向けた準備を進めているようでした。久保もまた、中国戦のために休んでおり、今回の試合での活躍が期待されています。
南野は「インターバルが短いので少し疲れはありますが、試合に出なかった選手たちもとてもレベルが高い。チーム全体で乗り切りたい」と話していて、チーム全員で戦う姿勢を強調しました。彼のクリエイティブなプレーで前線にチャンスを作り出すことが期待されています。
また、伊東純也も「インドネシア戦では30分ほどしか出場していなかったので、体調は良い。もっとゴールを狙っていきたい」と意気込んでいました。彼の速さと正確なフィニッシュで、中国戦でも大きな役割を果たすことが期待されています。
■FWのポジション争い
上田綺世が不在の中、1トップのポジションを誰が取るのかが注目されています。インドネシア戦では小川航基が先発し、「チャンスをしっかり自分のものにしたい。簡単な試合ではないし、簡単に点を取れる相手でもないが、結果を出すことが大事」と意気込んでいました。その結果、小川は先制点を演出し、オウンゴールを誘発して日本に勝利をもたらしました。
小川は後半34分まで出場し、その後大橋祐紀に交代しました。大橋にとってはデビュー戦となり、積極的な動きを見せました。さらに、出場機会がなかった古橋亨梧も先発を狙っています。森保監督がこの3人の中から誰を起用するのか、試合当日に注目が集まります。
大橋も、デビュー戦ながら良い動きを見せており、今後の試合でさらに活躍することが期待されています。また、古橋は得点力と豊富な経験を持つ選手で、出場すれば相手にとって大きな脅威となるでしょう。この試合は11月19日21時にキックオフされ、日本のFW陣がどのようなプレーを見せるかが大きなポイントです。
特に中国戦では、相手が守りを固めてくることが予想されるため、1トップの選手の動きが鍵を握ります。小川、大橋、古橋のうち誰が選ばれても、相手の守備を崩す効果的なプレーが求められます。この試合で日本代表がどのような連携力と攻撃力を見せるかに期待がかかっています。
※トップ・アイキャッチ画像引用元:YouTube JFATV Team Cam vol.02|鈴木彩艶好セーブ、菅原由勢のゴールなどで勝利 インドネシア代表戦の舞台裏|SAMURAI BLUE |AFC Asian Qualifiers – Road to 26